アジアクロスカントリーラリー(英名/Asia Cross Country Rally、総称/アジアンラリー)は、アジア各国を基点とした山岳部やジャングル、海岸、プランテーション、サーキットなど、アジアの特徴ある地域、路面状況、自然、気候の中で毎年8月に開催され、近年はタイを出発点として開催されています。
初開催の1996年から2018年までに、タイ王国、マレーシア、シンガポール共和国、中華人民共和国(雲南省)、ラオス人民民主共和国、ベトナム社会主義共和国、カンボジア王国、ミャンマー連邦共和国など8カ国を走破し、毎年コース設定、通過国が変わり2019年大会で24回目を迎えます。
国際自動車連盟(FIA)公認のクロスカントリーラリーでダカールラリーと同じ格式、アジア最大の大会です。2019年大会は、8月10日(土)にタイ王国のビーチリゾート、パタヤをスタート、8月16日(金)にミャンマー連邦共和国の新首都ネピドー(Naypyidaw)でフィニッシュです。
このラリーに今年も「Garage MONCHI JAPIND」チームに、「ブラッドレーV エボリューション」「カントリーサスペンション」を提供し参戦いたしました。
今回はラリー期間中のミャンマーで大洪水の影響が有り、一部ラリー行程の見直しが有りましたが、いすゞ・トヨタの二大ワークスの物量作戦が繰り広げられる中、プライベーターで、小さなジムニーを駆る、「Garage MONCHI JAPIND」チームは、T1G(ガソリンクラス) 3位 ジムニークラス 1位 チームアワード3位(いすゞ・TRDアジアに次ぐ)を獲得しました。
ガソリンクラスの上位はハイラックス・150プラドと4リッタークラスに次いで1300CCの小排気量での順位は、驚異的です。
ブラッドレーVエボリューションは、軽量・高剛性の利点を生かし、パワー的に厳しい車の欠点を、補うのに必須です。最終日のゴールまで残り3キロで、このレース初のパンクしましたが、ドライバーの竹野氏は「ブラットレーの強さは今迄のレースで十分に体験しているので、最悪ホイールだけになっても走り切れる」と踏んで、そのまま走り切りました。ホイールは割れる事無く、車両をゴールまで走らせる事が出来ました。
また、カントリーサスペンションも、長い行程を走るのに、ドライバー・コドライバーが疲れにくく、尚且つコントロール性・トラクション性能も重要な武器となり、成績を勝ち取るのに必要な装備です。
ココで重要なのは、「ラリースペシャルでは無く、だれもが普通に買う事の出来る、市販品である事。」多くのエントラント車両は、このラリー用のスペシャル装備をし挑んでいます。
しかし我々は、市販品をうまく生かし、走る事を重要として、このラリーを最高のテストケースとしています。
当然車だけが重要では無く、ドライバー・チームスタッフ・時には運も重要ですが・・積み重ねの重要さがラリーの醍醐味と思います。
「Garage MONCHI JAPIND」チームありがとうございました。
写真は大会公式より借用しています。
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